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浅野中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2019年度「浅野中学校の算数」
攻略のための学習方法

問題が難化している

近年までは、標準的な問題が多く高得点勝負が続いていた。しかし、平成25年度あたりからは問題の難易度が上がっている。今後もこのレベルでの出題が予想されるので、標準的な問題だけでなく、やや難易度の高い問題演習も行っておく必要がある。もちろん、標準的な問題も出題されているので、まずは標準的な問題をしっかり解けるようにすることが大切である。

計算問題を甘くみないこと

本校では、毎年はじめに計算問題が出題されている。この計算が手間のかかることが少なくない。やはり毎日の計算練習は欠かせない。計算練習は短時間に集中して取り組むことが重要である。

一行問題を短時間でしっかり得点することが大切

本校では、計算問題の後に一行問題が毎年出題されている。この一行問題を短時間でしっかり得点することが大切である。一行問題とはいえ、やや難度の高い問題もあることに注意。あらゆる分野から出題されるので、どの分野でも標準的な問題は素早く解けるようにしっかり練習しておく必要がある。
本校の入試では、一行問題に時間をかけすぎると、後半の問題にじっくり時間が使えなくなるので、短時間で解くことも日頃から心がけたい。
そのためには、正解・不正解だけでなく、どのような解法で解いているのか注目することも必要だ。自分の解法と模範解答の解答を比較するなど、いくつか方法はある。

大型問題について

大型問題では、いくつかの小問題に分かれていることがほとんどである。最初の小問は易しいことがよくあるから、苦手であっても、そのような問題を確実に正解しなければならない。そのためには、本校の過去問や模擬試験などにおいて、(1)だけでも解くという強い意志をもって臨むことが大切である。

時期ごとの学習法について

6年夏までは、苦手分野を克服し、標準問題をしっかり学習しておきたい。塾のカリキュラムに沿った学習の他に、これまでの復習を少しでも構わないので取り入れるとよいだろう。いろいろな学校の入試問題の一行問題をやってみるのも効果がある。
6年秋以降は、過去問演習とともに、難度のやや高い問題にも取り組むことになる。他の上位校の入試問題をやってみるのもよい練習になるだろう。

過去問の取り組み方について

秋以降は本格的に過去問に取り組むことになる。本校では、過去問と同じようなタイプの問題(大問)が出題されることがある。過去問演習を十分にこなし、考え方をしっかり理解することが重要である。

解答形式は一部記述式

式や考え方を記述する問題が一部ある。このような問題では、部分点も設定されているので、採点者に伝わるような書き方をする必要がある。日頃から式や考え方を書く習慣をつけておくとよい。

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2019年度「浅野中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

計算問題→一行問題→大型問題というスタイルは例年通りである。
今年度の問題は、大型問題の負担が質的にも量的にも小さかった。このため、平均点の得点率は70.1%、合格者平均点の得点率は84.8%と近年見られないほど高くなっている。試験時間が余ることになるだろうが、油断することなく見直しをしたい。
※試験時間が余る設定になっています。余った時間は、見直しなどに利用しましょう。

【大問1】計算と一行問題

  • 難度:標準
  • 時間配分:17分
  • ★必答問題

(1)は、毎年恒例の計算問題。

(2)消去算、つるかめ算に関する問題。難なく解くことができるだろう。

(3)数の性質の問題。まずは、2で割ると余りが1、3で割ると余りが2となる整数を考える。この後、さらに5で割ると余りが3にならない整数の個数も考えることになるが、余りが3になる個数を先に求めた方がよい。

(4)時刻に関する問題。時計算ではなく、比の問題と考えた方がよい。

(5)立体図形の体積と表面積を求める問題。まずは、見取り図を書いてから解いた方がよいだろう。ミスをしやすい問題なので、慎重に解くようにしたい。

【大問2】規則性

  • 難度:標準
  • 時間配分:3分

2乗の和についての問題である。問題文の誘導にしたがって解き進めればよい。
空欄は等差数列の和を求めるだけである。空欄イ、ウに当てはまる数字も容易にわかる。空欄エ、オがこの大問のメインだが、空欄を含む式が大きなヒントになっており、それほど悩むことなく正解にたどり着けるだろう。

【大問3】文章題

  • 難度:標準
  • 時間配分:9分

菓子を買った個数によって売値が変化する問題である。

(1)は表の空欄を埋める問題。問題文をよく読めば、容易に正解できるはず。

(2)(3)は代金が最も安くなる個数、最も高くなる個数を考える問題。表を見て、代金に規則があることを見抜くことがポイントになる。

【大問4】場合の数

  • 難度:標準
  • 時間配分:5分
  • ★必答問題

4人でじゃんけんをするとき、手の出し方が何通りあるかを考える問題。いずれも計算で求められるタイプである。本校の問題にしては易しい。

(1)は基本的な問題。

(2)は2人だけが勝つ場合を考える問題。この問題も基本レベルである。

(3)ではグーを出した人が勝つ場合を考える。1人勝つ場合、2人勝つ場合、3人勝つ場合をそれぞれ求めればよい。

(4)は、あいこになる場合を考える問題(全員が同じ手になる場合を除く)。多くの受験生が類題を経験しているだろう。とはいえ、苦手な受験生には解きにくく感じられるかもしれない。

【大問5】平面図形

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分

点の移動をテーマにした問題。一見すると難しそうに感じられるが、実際に解いてみると、見た目ほどではないだろう。

(1)~(3)は、PQを2:1に分ける点が動く範囲を考える問題である。
(1)(2)は図を書いてみれば、容易に答えが分かる。
(3)も決して難しい問題ではないが、この問題の正誤が(4)(5)に影響するので、慎重に解きたい。
(4)(5)は、面積に関する問題。(3)が正解できていれば、それほど難しくないだろう。

攻略のポイント

本校にしては易しい問題が多いので、高得点での争いになることは、試験本番中に気づくことだろう。1つのミスが大きな影響を与えることに注意したい。

【大問1】【大問2】は、解きやすい問題がほとんどである。しかし、【大問1】(5)はミスが発生しやすい問題なので、見直しはきとんと行いたい。ただし、解き終わった直後の見直しは再び同じミスをする可能性があるので、最後まで解き終えてから見直すとよい。

【大問3】について。(1)は易問である。表に書かれた代金を見て、なんとなく階差数列になることは予想がつくだろう。しかし、本当に階差数列になるのか確認するのは小学生には困難である。階差数列になると信じて解いてしまう方がよいだろう。

【大問4】【大問5】は、問題数の割に短時間で終わらすことができる。しかし、油断してミスをしないように注意して解くようにしたい。

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