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江戸川学園取手中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「江戸川学園取手中学校の算数」
攻略のための学習方法

江戸川学園取手中学の算数は、問題の分野・難易度よりも、むしろテスト時間やその問題量に特徴がある学校である。
1月校ではたまに見かけるが、時間や量を増やすことで、偏りなく全分野の力を均等に見たいという学校側の姿勢が伺える。
小学生には限界に近い分量だが、学校が求めていくものに合わせて、対策を立てていきたい。
過去問を数年間見てみても、出題されているのは、参考書や問題集で見かけたことがあるようなものが多い。レベルとしては上・中・下の「中」あたりの問題である。
多くの生徒は、分らなかったとしても、その解き方を知れば、「ああなるほど」と説明に納得し、理解できた問題として処理されるだろう。
設問もシンプルなものが多く、テスト中盤までは設問を読めば「解き方→解答」までが見通せるものが多い。解きやすい、教えやすいという印象だ。
しかし、ここで引っかかってはいけない。
なぜ「江戸川取手」が難関校なのかと言われれば、上記のような「わかりやすい」問題を合格者はことごとく解いてしまっているからである。
つまり、これら中盤の解きやすい問題は、ほぼ正解できていないと合格はなく、出来なかったときの「さわやか感」「喪失感」など味わってはいられないからだ。
一見とっつきやすいけれども、ミスの許されないこわさ、それが「江戸取」をして難関校と言わしめている由縁なのである。
だいたい、この学校の中盤問題を失点少なく解けている生徒は、算数の偏差値が60くらいはあると思われる。
受験においては、平均点付近が偏差値50で一つの基準となっているが、偏差値50前後の生徒は「基本的な問題をある程度解ける」レベルであって、決して「江戸取」前~中盤が解ける力を持ち得ていない。

[基本問題と応用問題]
この学校のテストで大半を占めている問題のレベルは、もう一つ二つ上の「応用レベル」での基本問題と言える。江戸川取手の場合、合格の鍵を握る付近の問題はいずれもそうであり、実に受験生にとって「痛い」ところを突いてくる。難しいとも簡単とも言えない、解けそうで解けない−「隔靴掻痒」という四字熟語があるがそんな気分にさせられる問題が群をなしている。
この入試問題は算数の実力者とそうでないものを分ける分岐点なのだ。
この学校に受かるためには、基本問題だけではなくて、もう一つの上のレベルでの対策を厚く行う必要がある。
夏休みか、遅くとも9月頃までには、「四科のまとめ」や「ベストチェック」あたり(つまり、基礎とかベーシックと呼ばれる一行問題レベル)の水準までは克服しておきたい。
江戸川取手で言えば、【大問1】にあたる内容である。迅速に正確に解けるようスキルを磨いて先に進みたい。
受験の成否を分ける、【大問2】~【大問7】にかけての対策は、秋~初冬にかけて時間を十分とって多くの問題にあたりたい。
江戸川取手の問題において、「出来るか出来ないか」の分岐点にある、具体的な公式・解き方は以下のものを参考にするとよい。

[代数]
「一定の量がない倍数算」⇒一方の比を○で囲い、比例式で解く求め方。
「売買損益」⇒「利益=総売上−仕入れ値の合計」
平均算や食塩水の面積図による解き方
割合のつるかめ算とその解き方
「1」からN番目までの奇数の和=N×N

[図形]
外角を使って多角形の和を求める解き方
30度、60度、90度の直角三角形の辺の比(2:1)
3:4:5、5:12:13などの辺比を持つ直角三角形
高さが等しい三角形において、底辺の比=面積の比
半径の値が分らない円の面積の求め方
おうぎ形の面積の公式=弧×半径÷2
円すいの側面積=母線×半径×円周率
斜めに切断した直方体の体積の求め方
特殊な三角すいの展開図は正方形にまとめられる
円すいをころがしたときの回転数=母線÷底面の半径
その他、時計算・N進法などあまり触れる機会がない問題の解き方
これらの公式や解き方を身につけてからは、ランダムに中程度の問題に多くあたりたい。
江戸川取手の問題には奇問はないので、同レベルの学校の過去問よりは、精選された問題集などで良問をたくさん解く方がよい。
必ず解いたことのある問題に本番でも出会うはずだ。それは大きなアドバンテージをうむ。

[最後に]
最後に、60分という時間の使い方だが、これは集中力を維持できる時間としてはかなり長い部類に入る。ましてや本番は四科目であり、テスト時間だけでも3時間20分という中学受験最長レベルのものだ。
2時間足らずのテスト時間で受かる学校もあるのだから、社会科で言えば「1分の格差」問題につながりそうである。
本番にあたっては、気力・体力を充実させて当日を迎えたい。コンディションが大切なことはスポーツなどでもおなじみのことだ。
同じ学力があっても力を発揮できるかどうかはひとえに当日の調子にかかっている。
算数においては、前半スムーズに問題解法が進むと、中~後半にかけて余裕が生まれてくる。
そのためには当然の帰結となるが、普段の勉強量の豊富さ、内容の質の高さが肝心である。
ボリュームたっぷりな江戸川取手の良問群にぶつかり、来春見事に合格点に達することを目標にしてがんばっていこう!

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2015年度「江戸川学園取手中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

60分で大問が7、小問が22(150点満点)。
出題数・量は例年よりもやや少なめで、その代わり合格点は高めだった。
テスト時間が10分~20分、設問数も普通の学校よりも2~3割多くなっている。
本年度はここ数年では難易度が最も低く、受験者平均は83.8点だった。合格者平均も考えると、100点くらいは取っておきたいテストになっている。大問を平均8分でこなしていければ、時間不足による失点は防げたと思われ、それも決して難しい数字ではない。

【大問1】数の性質・場合の数

  • 時間配分:8分

いずれも典型題の域を出ず、「江戸川取手」を目指す者ならば、一撃の下に粉砕して進めるはずだ。
(1)・(2)は受験生活の中で何回も出会った問題であろう。ミスは許されない。
(3)は4けたの整数を作らなければならないので、樹形図とはいかず、積の法則を用いて手際よく計算で処理しなければならない。

【大問2】表とグラフ…平均に関する問題

  • 時間配分:8分

(1)は初心に戻って平均をていねいに計算するだけ。
(2)(3)はグラフの上下に「解けた問題の番号」と「解けた人数」を丹念に書き込んでいき、作業を最後までしっかりと行いたい。難しさはないが、失点しやすいところだ。問題数が4問とやや多めに設定してあるがいつものように「5点のところは、1番と2番が出来た人または3番が出来た人」というようなところはなく、淡々と人数を数えていける。それだけに、作業でのミスはないようにしたい。

【大問3】規則性の問題…直線と交点の数

  • 時間配分:8分

(1)で、直線をさっそく5本引き始めているようでは泣けてくる。図で示されている直線の数は4本だが、その4本までに決まりを見つけておかなくてはいけない。
直線1本のときから調べていくときまりがわかりやすくなる。
直線が1本、2本、3本、4本と増えるにつれて、交わる点は0、1、3、6と増えていく。この規則に従っていけば、直線が5本のときは交わる点は10個となる。
(2)(3)はその作業を続けていけばよい。(3)は面倒ではあるものの、時間は十分にかけられるはずである。

【大問4】割合と比…倍数算

  • 時間配分:8分

3人出てくる倍数算ではあるが、比の大きさを、倍数を使ってそろえるだけの単純なもの。すべて正解してはじめて倍数算の基礎ができている、と確認できる程度の問題である。
本年度中盤の問題は、どの分野においても基本確認には適切な問題だが、難易度という点ではまったく物足りない。

【大問5】立体図形…水そうグラフ

  • 時間配分:6分

これも標準的…せめて底面の三角形が直角二等辺三角形でなければ…
(1)は200ccが200cm3と単位変換できればそれだけでもう解けそう。
(2)は底面が台形になっている手前の容積を出して200で割るだけ。
(3)は「おおっ!」と思うものの、台形側の底面から水が漏れるわけでもなし、底面積も求まるので、奥の部分がいっぱいになる時間を素朴な計算で求めるだけである。
普段塾などで行っている問題の方がはかるに難しいと思われ、ここでも物足りなさを感じるだけだ。

【大問6】約束記号の問題…分数の数列

  • 時間配分:10分

本来ならばこのあたりからは条件が複雑で作業にも手間がかかる難問が続くところだが、本年度は標準レベルの問題に落ち着いた。しかし、正解するのが困難な設問も含まれているので、やはり正念場と言えよう。十分時間をかけ、腰を据えて取り組みたいところだ。
大問【5】までに十分に点数を稼いでいる生徒にとっては、「特待」を目指すための道が大きく開けていくところだ。
点数の上に点数を重ねて、より合格を確実にものにしておきたい。
分数の数列の場合、分母または分子の決まりに着目するのが普通で、ここでも分子が2、4、6、8、…と増えるに従って分数の数も、また分母にもわかりやすい規則が生じている。
(1)・ (2)・(3)とも、いわゆる力わざ-「書き出していく」でも処理できる。
その時間もたっぷりあるけれども、やはり規則性をうまく利用して計算を用いて解いておきたい。(3)の失点はやむを得まい。(1)(2)をしっかりとあてておこう。

【大問7】平面図形(図形の規則性)

  • 時間配分:8分

当日の受験生たちはかなり身構えたと思われるが、これが最後の問題か…と拍子抜けするような大問である。
与えられている条件は面白いのだが、いかんせん設問がシンプルすぎる。少なくとも(1)(2)は大問2あたりにちょうどよいレベルであり、普通に勉強を積んできた受験生は間違えようがないだろう。(3)では、書き加えていく三角形と前に書き込んだ三角形が重なっていくぶんだけ難しくなっているが、すっぽりと重なるのでそれほど難易度は上がっていない。
例年ならば捨て問覚悟の位置にある問題だが、本年度のものは最低(1)(2)まで正解しておこう。

攻略ポイント

テスト時間は60分で150点満点。
前にも書いたが、本年度はここ数年では最も易しい出題となった。
それ以前に比べても、難問・奇問の類は減ってきていて、本年度の場合はまったくなくなったといっても過言ではない。
さらに昨年度もまた、問題易化の傾向下にあった。
このことを踏まえると、受験生はオーソドックスな勉強法によって、合格ラインを安心して超えることが出来るようになったと言えるだろう。

受験者平均は84点、合格者平均は115点なので、100点前後が合格ラインとすると、65%程度の得点が出来ていれば大丈夫ということになる。
難易度の高い設問については、算数でより貯金しておきたい生徒に向けてチャレンジ問題となっている。その設問のレベルに届かないからと言って、心配することはない。

「江戸川取手中学」の算数において、合格点を取るためには以下の点に注意して進めていきたい。
・手元にある教材の中から過去問と同程度の問題を多くこなし、必要な解き方や公式などを身につけること。
・分野において大きな偏りはない。最も出題されやすいとされる典型題の類、さらには「図形」「速さ」など、「中学受験一般に出やすい分野」に合わせて勉強していけばよい。
・過去問にあたる時の注意としては、時間と問題数である。通常の入試問題や模試に比べると時間が長く、問題数も多い(模試では30題くらい出る場合もあるが)ので、与えられた60分を有効的に使えるよう時間配分を考え、むやみに時間が余ったり、また足りなくなったりしないよう、うまいペースを身につけておきたい。つねに安定した学習を継続し、自分の力を十分に出せるよう仕上げていこう。

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