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江戸川学園取手中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2018年度「江戸川学園取手中学校の算数」
攻略のための学習方法

江戸川学園取手中学の算数は、問題の分野・難易度よりも、むしろテスト時間やその問題量に特徴がある学校である。

1月校ではたまに見かけるが、時間や量を増やすことで、偏りなく全分野の力を均等に見たいという学校側の姿勢が伺える。
小学生には限界に近い分量だが、学校が求めていくものに合わせて、対策を立てていきたい。

過去問を数年間見てみても、出題されているのは、参考書や問題集で見かけたことがあるようなものが多い。レベルとしては上・中・下の「中」あたりの問題である。

多くの生徒は、分らなかったとしても、その解き方を知れば、「ああなるほど」と説明に納得し、理解できた問題として処理されるだろう。

設問もシンプルなものが多く、テスト中盤までは設問を読めば「解き方→解答」までが見通せるものが多い。解きやすい、教えやすいという印象だ。

しかし、ここで引っかかってはいけない。
なぜ「江戸川取手」が難関校なのかと言われれば、上記のような「わかりやすい」問題を合格者はことごとく解いてしまっているからである。

つまり、これら中盤の解きやすい問題は、ほぼ正解できていないと合格はなく、出来なかったときの「さわやか感」「喪失感」など味わってはいられないからだ。

一見とっつきやすいけれども、ミスの許されないこわさ、それが「江戸取」をして難関校と言わしめている由縁なのである。

だいたい、この学校の中盤問題を失点少なく解けている生徒は、算数の偏差値が60くらいはあると思われる。
受験においては、平均点付近が偏差値50で一つの基準となっているが、偏差値50前後の生徒は「基本的な問題をある程度解ける」レベルであって、決して「江戸取」前~中盤が解ける力を持ち得ていない。

 

[基本問題と応用問題]

この学校のテストで大半を占めている問題のレベルは、もう一つ二つ上の「応用レベル」での基本問題と言える。江戸川取手の場合、合格の鍵を握る付近の問題はいずれもそうであり、実に受験生にとって「痛い」ところを突いてくる。難しいとも簡単とも言えない、解けそうで解けない−「隔靴掻痒」という四字熟語があるがそんな気分にさせられる問題が群をなしている。

この入試問題は算数の実力者とそうでないものを分ける分岐点なのだ。

この学校に受かるためには、基本問題だけではなくて、もう一つの上のレベルでの対策を厚く行う必要がある。
夏休みか、遅くとも9月頃までには、「四科のまとめ」や「ベストチェック」あたり(つまり、基礎とかベーシックと呼ばれる一行問題レベル)の水準までは克服しておきたい。

江戸川取手で言えば、【大問1】にあたる内容である。迅速に正確に解けるようスキルを磨いて先に進みたい。

受験の成否を分ける、【大問2】~【大問7】にかけての対策は、秋~初冬にかけて時間を十分とって多くの問題にあたりたい。
江戸川取手の問題において、「出来るか出来ないか」の分岐点にある、具体的な公式・解き方は以下のものを参考にするとよい。

 

[代数]

「一定の量がない倍数算」⇒一方の比を○で囲い、比例式で解く求め方。
「売買損益」⇒「利益=総売上−仕入れ値の合計」
平均算や食塩水の面積図による解き方
割合のつるかめ算とその解き方
「1」からN番目までの奇数の和=N×N

 

[図形]

・外角を使って多角形の和を求める解き方
・30度、60度、90度の直角三角形の辺の比(2:1)
・3:4:5、5:12:13などの辺比を持つ直角三角形
・高さが等しい三角形において、底辺の比=面積の比
・半径の値が分らない円の面積の求め方
・おうぎ形の面積の公式=弧×半径÷2
・円すいの側面積=母線×半径×円周率
・斜めに切断した直方体の体積の求め方
・特殊な三角すいの展開図は正方形にまとめられる
・円すいをころがしたときの回転数=母線÷底面の半径
・その他、時計算・N進法などあまり触れる機会がない問題の解き方

これらの公式や解き方を身につけてからは、ランダムに中程度の問題に多くあたりたい。

江戸川取手の問題には奇問はないので、同レベルの学校の過去問よりは、精選された問題集などで良問をたくさん解く方がよい。

必ず解いたことのある問題に本番でも出会うはずだ。それは大きなアドバンテージをうむ。

 

[最後に]

最後に、60分という時間の使い方だが、これは集中力を維持できる時間としてはかなり長い部類に入る。ましてや本番は四科目であり、テスト時間だけでも3時間20分という中学受験最長レベルのものだ。
2時間足らずのテスト時間で受かる学校もあるのだから、社会科で言えば「1分の格差」問題につながりそうである。

本番にあたっては、気力・体力を充実させて当日を迎えたい。コンディションが大切なことはスポーツなどでもおなじみのことだ。
同じ学力があっても力を発揮できるかどうかはひとえに当日の調子にかかっている。

算数においては、前半スムーズに問題解法が進むと、中~後半にかけて余裕が生まれてくる。
そのためには当然の帰結となるが、普段の勉強量の豊富さ、内容の質の高さが肝心である。

ボリュームたっぷりな江戸川取手の良問群にぶつかり、来春見事に合格点に達することを目標にしてがんばっていこう!

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2018年度「江戸川学園取手中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

60分で大問が7,小問が22(150点満点)。
【大問1】は簡単な計算問題と一行問題からなり、【大問2】以降は水準または水準以上の文章題から成り立っているのは例年通り。
ここ数年間、問題自体の難易度は下がる傾向にあり、本年度は「やさしい問題」と「難しい問題」が目に見えて判別しやすくなっている。この3年間の問題なら、100点以上はとれるようにしておきたい。
大問1つあたり8~10分の時間はかけられるので極端な時間不足と言うことないだろう。ただし、難問も含まれる構成になっているので問題の取捨選択も大切なポイントで、出来る問題を確実に正解することが合格への最低条件だ

【大問1】計算問題・マルイチ算・角度

  • 難度:
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

(1)はやさしい計算問題3問で肩慣らし。

(2)は昨年度もそうであったが、ある数を①として等式を立て、そこから式をまとめて①を求め、最後の答えにつなげていくという形になっている。式を立てることよりも、たてたあとの式の展開のほうにポイントがあり、苦手な生徒は強化しておきたいテクニックだ。

(3)(1)同様、基本的な多角形の角度の問題で、ここは正解しておきたい。

<時間配分目安:8分>

【大問2】文章題(消去算・つるかめ算)

  • 難度:
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

見飽きるほど解いてきただろう典型的な文章題で、(1)消去算で求めた数値を使って(2)つるかめ算を解くのも普通の展開。早く、正確に解けるようにしておきたい。

<時間配分目安:6分>

【大問3】平面図形(面積)

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

(1)は取るに足らない求積問題で、難なく解けるはずである。

(2)では、問題の意図をくみ、正解を導きたい。内容がわかれば平易な問題だがあまり見かけない設問なのでここから点数の差が出始めるだろう。

<時間配分目安:6分>

【大問4】割合と比

  • 難度:やや難
  • 時間配分:10分

一見「差集め算」にも見えるが実際には比の問題になっていて、ここから問題の難度が上がる。特に【大問4】では、(1)が正解できないと(2)(3)と進めず、逆に(1)が解けた生徒には(2)(3)を求めることはさほど難しくない。

つまり、出来不出来の差が大きく点差に表れる問題なので本年度合否のカギを握る問題となったことは間違いない。ここでの20点差は後半なかなか挽回できない。時間をかけ、慎重に問題にあたりたい。

<時間配分目安:10分>

【大問5】場合の数(順列)

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分

一見してすぐわかるとおり、単純な順列の問題であり、設問もありふれたものだ。解き方もすぐにわかる。
しかし正解するとなると単純ながら緻密な作業が必要であり、【大問4】同様(1)で数え損なうと全滅の可能性も秘めている。算数のセンスも何もいらない、素朴な大問であるけれども上の問題と並んで大きく点差が開く問題かもしれない。ただし、(1)ができなければ(2)(3)が解けないという問題ではないので、時間をかけてしっかり数え上げていきたい(もちろん最低限の工夫は必要だ)。

<時間配分目安:10分>

【大問6】数の性質(最小公倍数・最大公約数)

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

本年度の問題構成の中でユニークと言えばユニークなのはこの【大問6】である。その前の大問2つがなかなか手応えがあるので次の問題のさぞや、と思ってみると一見してすぐ「最小公倍数・最大公約数」とわかり、しかも設問は単純だ。そして【大問5】と異なるのは、単純でしかもあっさりと解けてしまう点である。もちろんありがたいことではあるのだが問題の配置としては【大問2】【大問3】あたりがふさわしいような水準のものだ。ここは絶対に落とさないようにしたい。
あえてポイントを探すとすれば(3)の最大公約数。「31」がサクッと出るとは思えないので、713か527のどちらかの約数を探した上で、「31」を見つけた方が良いだろう。

<時間配分目安:8分>

【大問7】立体図形(展開図・体積)

  • 難度:やや難
  • 時間配分:12分

最後の立体図形は確かに難問ではあるものの、解き方自体は平面図形(相似)で処理できる(3)まではできれば解いておきたい。そのための手法は「展開図」を作図すると言うことだ。

(1)(2)とも解き方は似ている。線が通る面をつないで展開図を作り、AからEまで(またはAからBまで)ガッと直線を引いて、あとは相似な図形の問題として解いていく。この手の問題自体は何度も解いたことがあるだろう。ここは作図能力の差が出るところだ。

(3)(1)(2)の線が交差するところで、またも上下(または左右)に相似な三角形が浮かび上がってくるので底辺の長さから答えを求めることが出来るだろう。

(4)は立体図形の見取り図に線を書き込んだ上で、ななめに切断された立体図形の体積を求めることになる。高さの平均をとるというアイデアは珍しいものではない。解ける生徒はしっかり解いて本年度のテストを締めくくろう。

攻略のポイント

テスト時間は60分で150点満点。
本年度を含めて4年連続で比較的解きやすい出題となったので、問題の水準はしばらくはこのまま続くものと思われる。【大問4】【大問5】がポイントで、ここでどれだけ正解できるかが合否を大きく分けることとなった。逆に他の問題は得点できる設問が多く、標準レベルの大問はぜひ全問正解しておきたい。

「江戸川取手中学」の算数において、合格点を取るためには以下の点に注意して進めていこう。

・手元にある教材の中から過去問と同程度の問題を多くこなし、必要な解き方や公式などを身につけること。

・分野において大きな偏りはない。最も出題されやすいとされる典型題の類、さらには「図形」「速さ」「場合
 の数」など、「中学受験一般に出やすい分野」に合わせて勉強していけばよい。

・過去問にあたる時の注意としては、時間と問題数である。通常の入試問題に比べると時間が長く、問題数も多
 いので、与えられた60分を有効的に使えるよう時間配分を考え、むやみに時間が余ったり、また足りなく
 なったりしないよう、うまいペースを身につけておきたい。つねに安定した学習を継続し、自分の力を十分に
 出せるよう仕上げていこう。

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