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学習院女子中等科 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2018年度「学習院女子中等科の国語」
攻略のための学習方法

【物語の読解と記述問題】

素材文は物語。例年、12~15問の記述問題・数問の言葉の知識の問題・20問の漢字の読み書きで構成されるという、記述問題と漢字に特化した特徴のある試験となっている。

記述問題は字数の指定がない。解答欄の大きさから考えて40~60字程度でまとめることを想定して作問されているようである。

素材文は受験生の年齢に合わせて、設定や内容が理解しやすいものが使われている。文量は5000~6000字ほど。さほど多くはないが、記述に時間を取られることを考えると、なるべく早く読み終えたい。

これだけ記述問題が多いと気後れしてしまう人もいるかも知れない。素材が論説文であれば本文から適切な部分を抜き出してまとめることで答えになる場合も多いのだが、物語文ではそうもいかない。人物の気持ちは言動に含まれていたり、情景によって暗示されていたりと、直接には書かれていないことが多い。読み手の心情把握の実力が問われる。

ただし、素材文自体や設問の内容自体は、けっして難しすぎるということはない。小学六年生として素直に感じ取れることを、適切な文章力でまとめれば良いのである。

 

物語の読解

まずは物語や小説をたくさん読んで文学的文章に多く触れることである。比喩や情景描写など、物語でよく用いられるさまざまな技法には特に注意して十分に慣れておこう。

読書経験を通して、読解の訓練を積み重ねよう。まずは場面分け。時間・場所・登場人物の変化などで場面の変わり目をマークする。回想や想像など、過去や未来の場面が含まれる場合などは時系列を整理して混乱しないように注意する。

一番のポイントは人物の言動や情景描写から、その心情を理解すること。物語の読解で訊かれるのは多くはこの部分であろう。人物の性格が異なれば同じ行動でもその意味が異なってくる。どのような気持ち・考えか、その理由は何か、重要点には傍線を引くなどして目立つようにしておこう。

そして全体としての主題は何か。読んだ部分を簡潔にまとめてあらすじをつくり、そこに人物の気持ちを当てはめていくとわかりやすいだろう。

今後も出題傾向に大幅な変更が無いと仮定すれば、物語の読解を徹底して練習しておくことが対策の第一となる。

 

記述力の養成

解答のほぼ全てを記述で答えなければならないのは、やはり大変である。「人物の気持ち」や「情景が何を表しているか」を「説明」しなければならない。文中にあるのは手がかりや素材なので、自分でうまくまとめなければならないのである。

物語の場合は「心情+その理由」というパターンが一番多いだろう。「~という理由・原因で、~という気持ち・考えになった」という2点を常に意識しよう。読んでいる最中に「なぜなのか」と「どんな気持ち・考えなのか」を丁寧に考えるくせをつけたい。

40~60字ほどでまとめる問題が多いので、いろいろな物語を読んで、読んだ部分の人物の心情や情景を、字数で説明する練習をするとよいだろう。頭で考えるだけでなく、実際に書いてみることが大事である。

その際、ひととおり書いて終わりではなく、文法がおかしくないか・内容に破綻がないか・誤字脱字はないかなどセルフチェックできるよう練習して、本番で無理なく実行できるように頭に染み込ませよう。

 

漢字の読み書き

20問の出題は他の学校と比べてもかなり多い。配点で40点も占めている点も珍しい。さほど難しい漢字ではないが、読みはやや難しいものも見られるので、少し重点的に練習しておくとよい。全問正解で得点を稼ぎたいところである。

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2018年度「学習院女子中等科の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

漢字の読み書き20問・言葉の知識が数問・40~60字ほどの記述問題が12問という例年通りの形式の出題となっている。

文量は6000字程度。読みに9~10分・漢字は5分以内に終えるとして、記述1問につき3分程度かけられる計算である。書く分量が多いので「書くスピード」といったものも必要になってくる

【大問1】物語の読解

  • 難度:
  • 時間配分:45分
  • ★必答問題

自治会の手続き上の問題でオサムが法被を借りられないことになったが、それにはオサムが自治会役員の財布を盗んだことが影響しているのではないかという思いがよぎり、主人公は世間の理不尽を感じる。

問1 
続く母親の言葉で理由が述べられている。五時には事務所が閉まるので自転車ですぐに行ってほしいと言っているので、急いでいたのだろう。

問2 
この悔しさは、おばあさんは悪くないのにという思いであろう。何日も前から法被を申し込んで引換券までもらっているのに、手続き上のたった1日の期限超過で借りられないと連絡してきた自治会の容赦ない対応に、自分が悪いと引き下がってしまうおばあさんの様子に悔しさを覚えている。

問3 
自治会の理不尽な態度に怒りを覚えている主人公は、おばあさんの無念を少しでも晴らすために自分が「正義の味方」になったつもりで張り切っている。バイクにまたがった特撮ヒーローが頭に浮かんでいるかもしれない。

問4 
ルールを守ることの正しさも理解はできる。しかし、自治会の人情を欠いた対応が気にくわず、今はおばあさんの味方をすることが「自分としての正義」であると心に決めたのである。

問5 
受付してくれたおばさんが感じのいい人だったことに背中を押されて、法被についてのルールが本当に聞いた通りなのか、もしかしたら特例で貸してくれる可能性は無いのかを探ろうとしていることが、その後の会話から読み取れる。

問6 
直後の「もしかしたら」「これ以上想像を巡らせるのが怖くなった」等の記述から考える。坂田さんの冷たい態度は一見規則を強く守っているだけにも見えるが、実は坂田さんの財布を盗んだオサム個人に対してだけの行動かもしれないと、感じてしまった場面である。「坂田さんがオサムに復讐している」のかもしれないと思い至ったのである。

問7 
3つも「仮定」を意味する語を繰り返しているのは、できればそうであってほしくないと思いながらも、その考え(坂田さんがオサムに復讐している)を捨てきれないでいることの表れであろう。

問8 
家には母やおばあさんがいる点を考える。坂田さんがオサムに対して意地悪していると思いながら二人と顔を合わせるのは気が重いので、少し時間をおいて落ちつきたかったのだろう。

問9 
傍線直後の張り紙の内容に注目。〈団地の外の皆さんも来られます〉の部分から、「外部のものからよく思われたい」という「体裁・対面」が問題なのだとわかる。

問10 
オサム一人に手続きの一日違いで法被を貸してくれない自治会の現実と、『みんなは一人のために』という言い方のギャップ(差異)に、大人たちの言葉は「きれいごと」だと感じている。嘘くさいと思っているだろう。

問11 
坂田さんの本心や表情・声を思い浮かべた時、その生々しさに怖れを覚え、スピードをあげれば振り払えるような気になった。

問12 
当初は「坂田さん一人の顔」を想像していたが、自治会の掲示板に書かれた言葉の白々しさもあり、坂田さんだけでなく団地の住民の多くが、オサムのような「良くない子」や体裁の悪い存在を排除しようという意識を持っているのではないかと思い始めている。「みんなの顔、みんなの声」に思えている。

<時間配分目安:45分>

【大問2】漢字の読み書き

  • 難度:標準
  • 時間配分:5分

人徳―その人の持っている、人から慕われる・尊敬されるような性質。

唱和―皆で声を合わせて歌う。

収集―「収拾」との意味の違いを覚えておく。

「ふんべつ」―「分別ごみ」などの場合は「ぶんべつ」。

「たいりん」―「だいりん」とよんでも間違いではないが、「たいりん」が一般的。

<時間配分目安:5分>

攻略のポイント

とにかく記述の分量が多いので、書く事に抵抗を感じないように十分な経験を積んで慣れておくことが大事である。40~60字程度でまとめられるように感覚をつかんでおこう。

素材が物語文なので、普段から小説や物語を多く読む習慣がある人は当然有利であろう。年齢相応の話でよいので、なるべく多くの本に触れておこう

漢字に重点が置かれている点も考慮して、しっかり練習しておくこと。ここで大きく失点するレベルでは合格はおぼつかない。

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