整数・小数・分数の四則演算が3題、特殊算・図形等の独立小問が11題、大問が1題、昨年までと同じ出題構成であった。大問の1題は速さとグラフ、小問集合では、売買損益算、ニュートン算、規則性に関する問題、図形の移動、回転体の体積など幅広い単元からの出題であった。

配点の４割を占める「ことばの知識」分野が大きな特徴なので、十分な対策を講じておきたい。また、短文の条件作文も出されるので練習を。長文読解は１問で、年度により文学的文章・説明的文章のどちらかが出されるので、両方に対応できるように備えておこう。

物理・化学・生物・地学の各分野から大問4題の出題であった。昨年あった小問集合は、今年度はなかった。生物分野では「カエルについて」、地学分野では「太陽系の惑星」、化学分野では「銅の燃焼」、物理分野では「電気回路」がテーマであった。

地理分野・歴史分野・政治経済分野とほぼ同じ比重で問題が出されている。基本事項の質問が多いが、前年の出来事について訊かれたり、記述問題も単に知識を問うものではなかったりする点には、注意が必要である。