中学受験プロ家庭教師 弱点克服・志望校入試傾向対策
中学受験専門プロ家庭教師が語る

洗足学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「洗足学園中学校の理科」
攻略のための学習方法

[理科計算問題]
5問ある計算問題が、どこまでできるかが合否を分ける一つのポイントとなると思われる。
理科は大きく分けると、「計算問題」と「知識問題」の二つに分けられる。計算問題は難しい感覚があるかもしれないが、理科の計算問題は算数とは違う。思考力を問うようなものではなく、これまでにどこかでやったことのある問題がそのまま出されると考えてよい。今年のものは全て典型問題。テキストをどこまでしっかりやったか、カが問われているのだ。
理科の計算問題とはそのようなものなので、対策としては非常に簡単であるといってよい。計算問題の全ての分野を終わらせるのにさほど時間はかからない。1ヵ月も集中してやれば終わってしまうものだ。苦手としている受験生は是非対策をしてほしい。

[理科知識問題]
計算問題が合否を分けるポイントとしたが、ということは理科の知識問題がしっかりと合格基準まで頭に入っていることが前提となっているのだ。
理科の知識は、しっかりと追求しておいてほしいのだ。社会のように、理科も憶えておかないといけない、という認識はあるだろうか。
もちろん、憶えないといけないことが理科にもあることはわかっているであろうが、社会と同じように、同じ要領で憶えておかないといけないということだ。
そのように認識してほしい。

[まとめ]
そして、その知識の勉強の仕方であるが、受験まで使える一問一答式の問題集を使用してほしい。
繰り返すことがポイントなので、受験まで使えるものが一冊ほしい。それを何度も繰り返して、まさしく100%までもっていってほしい。
理科の知識は、どこまでという出題範囲はない。そのような問題集に載っている問題は、最低限の知識といってもよいのだ。そこまではできないといけない。
ただ、この一問一答式の問題集は、使用するときには注意が必要だ。
受験生本人にこれを一人でさせると、意味もわからずにやみくもに丸暗記している場合があるのだ。
天体の問題など、「月がなぜその時間に、その方向に、その形で見えるのか?」などは暗記ではだめだ。理解が必要だ。
今年の問題でいえば、【大問3】(4)などは、理解をしていないとイとエの区別は難しいであろう。
厳密に言うと、小学生の家での一人での効果的な勉強は期待できない。誰かがついていないといけない。
一問一答式の問題集は、答えが言えればいいというものではない。もちろん、セミの鳴き声など覚えれば済むものもあるが、上記のように理解が必要となるものがある。そのようなときは、答えが言えれば終わりではだめだ。逆に、その語句の意味を生徒自身の言葉で説明させたり、なぜその答えになるかを説明できないといけない。でないと入試に耐えうる力とはならないのだ。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

2015年度「洗足学園中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

 計算問題は難しめのものが入っている。かつ時間がかかる。そこに時間をとられ過ぎると、十分に時間があるとは言えない。ここまでの計算問題はやって、これ以上は飛ばすというある程度の基準をもって臨みたい。その時の基準は、難易度ではなく、時間がどのくらいかかるかどうかだ。考えさせるものは飛ばしてしまおう。

【大問1】物理分野

  • 時間配分:7分

浮力は受験生が不得意とする分野の一番に挙げられるといってもいい。後半は難しいつくりになってしまっている。この時間内での全問の正答は難しいであろう。(5)までの正答を目指して準備しよう。

(1)基本問題。浮力の基本中の基本と言っていい問題である、しかし、答えられたとしても説明できる受験生は少ないであろう。中学受験の“わかった”は問題ができたということとイコールではない。この問題ももし全く意味がわからなくとも、繰り返しとけば答えは頭に入って正答できてしまう。これでは問題を解く意味はない。問題が理解できたというのは、その問題の説明ができて初めて“わかった”というレベルなのである。それこそが受験本番で使える力である。“なんとなくわかった“みたいな感覚ではだめである。そこにもっていくためには、日常的に受験生に発問を繰り返し出してあげないといけない。わかりやすい説明などでは入試につかえる力を育てることはできない。”説明できる“を勉強の柱にしてほしい。

(2)エがなぜ浮力と言えるのか、ぜひ説明させてほしい。答えられなくとも、少なくとも考えることだけでも勉強の意味は全く違う。

(3)表の読み取りである。

(4)グラフは関数をいやというほど中学高校でやった大人にとっては簡単すぎる。子どもとの差が大きく出るところである。なぜこのくらいのことがと思ってしまう。しかしそれは現在の中学高校の数学が関数中心のものになっているからだけである。小学生には難しい。難しいようなら、きちんと縦軸横軸に数字を入れることから時間をかけて指導しないといけない。

(5)これもそんなに簡単ではないであろう。現在の塾のカリキュラム・テキストでは浮力の単元での、力のつり合いについての記述が少ないように思われる。浮力が不得意になる原因の一つと思われる。ぜひ、力のつり合いからもう一度説明して、理解できたようなら、子供自身に説明させてほしいところだ。

(6)、(7)これはできなくともいいのではないか。

【大問2】化学分野

  • 時間配分:7分

(3)までの得点で十分である。
(1)典型問題である。水酸化カルシウムと炭酸カルシウムの違いが言えるかどうかはどこまで理科の勉強を進めてきたかが出やすいところである。必ず言えるようにしておこう。
(2)典型問題。これは理科の計算問題。典型問題である。
(3)基本問題。落としてはいけない。
(4)できてもいいが、やったことはない問題。
(5)理科のいつも通りの比例の問題であるが、少し複雑である。

【大問3】生物分野

  • 時間配分:7分

多少細かい内容も含まれてはいる。過去問を繰り返すときはできないといけないものとそうでないものは区別しよう。
(1)どこがどう違うのか説明できるようにしておこう。
(2)基本問題。
(3)基本問題。
(4)あまり授業ではやってはいないであろう。
(5)グラフの読み取りである。これもできたかどうかが問題ではなく、説明できるようにしておくことが、今年のグラフの問題を解けるようになるということである。
(6)淡水魚と海水魚の違いで話を聞いたことがあるかどうか、微妙なところだと思う。

【大問4】地学分野

  • 時間配分:7分

 ここは得点差はつかないであろう。取りこぼしがないようにしないといけない。
(1)基本問題。
(2)基本問題。
(3)基本問題。
(4)①基本問題。
  ②基本問題。
(5)①基本問題
  ②少し古い話題になるが、典型問題である。

攻略ポイント

 計算問題は典型的なものにしろ、難しいものが含まれている。時間的に計算問題を全てやるのは得策ではない。解くべき計算問題とそうでないものを分けて、このレベルだったら、時間内に終わるという基準を持てるように準備しておこう。入試は全て解こうとすると必ず失敗すると思っておこう。
 過去問をするときに気をつけないといけないのは、難しい問題も入っているので、どうしてもそこに目をとられがちであるが、それよりも大切なのは、誰もができる(と思われる)基本問題の取りこぼしである。実際はそっちの方が得点差はつきやすい。実験・観察系の問題の出題がないので、準備はしやすい。基本のテキストに出ていた問題はまさしく100%できるようにすることが大切である。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

洗足学園中学校の科目別
入試対策一覧

中学受験のために
家庭でできること

インタビュー=学力が伸びる子と伸び悩む子の特徴とは

リーダーズブレインの合格実績豊富な現役家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。どのようなタイプの子供が伸びるのか、家庭でのサポートで親が気を付けるべき事は何か。勉強のサポートの仕方から親子の関係性など…ぜひ参考にしてください。

TOP

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。