昭和学院秀英中学校 入試対策
2025年度「昭和学院秀英中学校の算数」
攻略のための学習方法
・独立小問対策
大問1は割合の特殊算・数の性質・規則が重要であり、大問2~4の平面と立体図形の独立小問的な小さめの問題である。
ほとんどが一度は目にしたことのある定番の問題であり、全問正解を目指したい。
ただし、定番の問題とは言え、上級の公式が多く、受験用テキストの発展問題を中心にあらゆるパターンを徹底的に練習して完全にマスターしてほしい。逆にそれが達成できれば確実に点を稼げるということである。
以下、大問3~5の独立小問型以外の対策
一つのテーマに沿って思考力を試す問題が並ぶ。図形的なセンスも問われ、特に立体感覚も試される。
・平面図形対策
中学や高校の数学では円が大きく取り上げられ、重要なテーマの一つとなる。そのためか、円を含む図形がよく出題される。まずは過去問研究で円がテーマの問題に触れておくことを勧める。その上で、点や図を動かす問題、面積比と相似の様々な技術なども併せて身に着けて行ってほしい。
・立体図形対策
立体図形の求積では、切断が重要テーマである。基本は直方体の切断であり、「向かい合った切り口は平行」「辺や面を延長する」「突き抜けた三角錐を想定する」「高さの平均」など様々な技術を一つずつ十分に身に着けてほしい。最後の仕上げは正多面体の切断。ある程度慣れが必要だが、直方体の切断を身に着けていればさほど心配はない。
容積関係では、容器を傾ける問題に注意してほしい。過去5年間出題されていないが、水位変化のグラフも常識的なところはしっかり身につけて置くべきだ。
・割合の特殊算対策
食塩水と仕事算とニュートン算などが出題されている。大問に適したテーマということ。どれも上級の解法を求めているので、他校の入試問題の中盤あたりの大問から類似の傾向の問題を選び、練習して行く方法も有効である。ただし他校の問題の場合は、解説が入手できないことも考えられるが、正解できないとしても「考え、工夫する時間」こそが大切なので、気にすることはない。できる限り頑張ればよい。ただし、時間をかけ過ぎないことに注意すること。
・数の性質対策
素因数分解の利用に注目したい。約数の個数と素因数分解の関係などである。公約数と公倍数も重要であり、特に余りに関する問題に注意すること。分数の性質に関する問題も代表的なものは一通り練習してほしい。
・規則に関する問題対策
数列あるいは分数列に注意したい。いくつか書き出して規則性を見つけ出す問題、フィボナッチ数列、階差数列や群数列あたりまで研究すれば十分である。
・記述式問題の対策
本校では、記述式問題(途中式などを書く)も出題されている。「答えのみでも良い」とあるので、正解していても説明が不足していれば減点されるということではなく、「救済」の意味が強い。つまり、正解にたどり着けなくても、重要地点まで到達できているならば部分点がもらえる可能性がある。万が一うっかりミスがあっても多少加点される。数点刻みで明暗が分かれることの多い入試本番では、合否を決する最後の一押しにもなりうる。
説明を細かく書きこむ時間はないので、解答にたどり着く過程でのポイントとなる数値と答えに絞って記述することを勧める。その数値が何を示すかの簡単なコメントを添えられれば十分であり、読み手の存在を意識して書くことが重要である。
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2025年度「昭和学院秀英中学校の算数」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
近年の合格者平均点は、2021年度が77.0点、2022年度が57.8点、2023年度が77.4点、2024年度は76.5点、2025年度は73.7点と高得点での争いとなった。今年度の合格最低点は68点と推定される。
大問2までの独立小問を15分程度で処理し、45点を目指したい。残りの大問3題は各10分程度で設問の前半部を正解して行き、計20点。これで、合格最低点到達となる。
【大問1】小問集合
- 難度:易
- 時間配分:6分
- ★必答問題
(1)は□のある計算。
(2)は2025を素因数分解し、ベン図で求める。
(3)うるう年の2月29日をまたぐ場合、曜日は二つ進み、他は一つ進むことから考える。
(4)は三要素のベン図ではあるが、自転車と携帯に絞り、線分図で考える。ただし、解法の方向性が見えなければ、後に回した方がいい。
(1)~(3)は一目で解法の予想がつく基礎問題であり、素早く処理し、全問正解すべきである。(4)は極端に難度が上がるので、時間をかけ過ぎないように注意してほしい。本番の入試では回避の判断も必要となる。
【大問2】図形関連の小問集合
- 難度:標準
- 時間配分:8分
- ★必答問題
(1)は組み立てられる最小の立方体を一つの立方体と考え、それを基に最大の立方体を作る。
(2)は重ねられた三角形や向かい合った三角形の相似関係から様々な部分の長さを求めて行く。
(3)はひし形の四辺が等しいことと円錐の側面積の公式を活用する。
(4)は軸の右側の図形を左側に移し、重なりを細かく観察する。
昭和秀英中の算数では、(1)(2)の様な「定番の問題の高度なもの」を中心に徹底的に練習してほしい。受験用テキストの発展問題がちょうど良い練習となる。
【大問3】規則性の特殊算:数列
- 難度:やや難
- 時間配分:12分
- ★必答問題
(1) 規則性の初めの設問は、実際に書かせて規則を考えさせる場合が良くある。すぐに考え込むのではなく、実際に書いて見て観察することが重要である。
(2) 書き出した分数列から次第に大きくなることや分母と分子は2違うことなどから、いくつかの候補を比較して正解に迫って行く。
(3) ア、イは簡単だが、ウは極端にレベルが上がってしまう。この設問も回避すべき。
(2)はセンスの良い解き方である必要はない、多少遠回りでも、手を動かしていくつも書いて見て、計算して、正解を見つけ出してもらいたい。このような行動力は日々の学習で意識的に磨いてもらいたい。
【大問4】割合の特殊算:食塩水
- 難度:標準
- 時間配分:12分
- ★必答問題
(1) 濃度を求めるごく基本的な問題。丁寧に計算するだけ。
(2)①②は面積図を描くこと。逆比を活用すること。濃度が整数であること等を考えれば、答えは絞られていく。
(1)の答えは(2)を解く上で必要となる。大問では前半の設問を利用して後半の設問の解法のヒントが見つかる場合が多い。どのように役に立つかは様々な形があるので、大問を練習する場合は意識して観察してもらいたい。
【大問5】立体図形:三角柱のカット
- 難度:易
- 時間配分:12分
- ★必答問題
(1)(2) 四角柱と同様、三角柱も高さの平均が利用できる。様々な場面で活用できる考え方なので、是非覚えてほしい。
(3) ②は立体図形を題材とした「場合の数」に関する問題である。
高さの平均の様にとても便利な公式が沢山ある。知っていればかなりの時間の短縮になり、ミスの可能性も軽減できる場合がある。
攻略のポイント
大問1・2の独立小問の完全制覇が第1歩である。(年度によっては大問3・4の基礎的な図形問題も含まれる)。ここまでで約50点であり。合格最低点に近づく。後半の大問は、「平面図形と立体図形」「割合の特殊算」「思考力を試す問題」が良く出題される。思考力を試す問題はルールや規則性や数の性質を題材とする「問題解決力を問う問題」が多い。後半の大問は各設問の前半部を正解して行けばよいと考え、約25点を目指せば合格ライン達成である。
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