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筑波大学附属駒場中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「筑波大学附属駒場中学校の国語」
攻略のための学習方法

筑波大附属駒場中の入試問題は、物語、説明的文章、詩という大設問構成が中心になる。読解問題の設問形式は、字数指定のない記述問題が中心。解答欄の大きさから考えると、記述の総記述数はかなり多い。制限時間は40分。短時間に、かなりの量の記述を処理しなければならないことになる。

その記述問題は、単純に解答できるものではなく、複数のポイントをまとめることが求められる。設問の問いかけ自体は、「……とは、どういうことですか」など、簡単なものが多い。簡単な問いかけから、複数のポイントを見つけ、それをまとめるという作業になる。
書くべき内容(ポイント)は、文章中に明示されていないことが多い。文章中のさまざまな表現から類推して、書くべき内容を自分で見つけなければならない。かなり高度な読解力・記述力が要求される。
志望校対策として、複数のポイントを見つけること、自分の言葉で記述することの練習を必ずしておきたい。

素材文の総字数は、4000字~5000字程度が多い。中学入試の素材文として、総字数は多くない。素材文の難度も、決して高くはない。しかし、制限時間の短さと記述量の多さを考えると、素早く読む必要があると考えられる。読解自体を素早く終えて、各設問に十分時間を使いたい。

詩が出題されることも、筑波大附属駒場中の特徴である。設問は、字数指定なしの記述問題。短い言葉から類推する形式のものである。書くべき内容を思い浮かべることに苦労する受験生も多い。同じような類推系の詩の記述を出題する学校の過去問などを参考にして、練習を積み重ねておきたい。

漢字問題は、例年、出題される。独特の出題形式になることもある。その独特の傾向を理解して取り組みたい。取り組む際には、丁寧さを心がける。出題者からすると、それぞれの漢字には、採点する際のポイントがある。受験生自身が、そのポイントを把握して漢字を書くことができれば、よいだろう。

過去問演習に入る際には、以下の点に留意したい。
・40分という制限時間を意識して解く。時間内に解答欄を埋めつくす癖をつける。
・過去問演習を通して、筑波大附属駒場中の傾向を理解できるように努める。
・設問が意図していることを考え、書くべき内容を類推する。単純に、文章中の言葉だけをまとめるような記述で終わらせない。
・書くべき内容を思い浮かべることができたら、書き方(構成)などを思考して、その後、書きあげる。
・完璧な解答を作ることができなくても、部分点をねらう。

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2015年度「筑波大学附属駒場中学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

今年度は、論説文、物語文、詩という大設問の構成であった。設問形式は、記述式が中心である。細かな選択式問題をすぐに終え、記述問題に十分な時間をかけたい。記述は、書くべき内容の類推を必要とするものが目立つ。手がかりを明確にして、書くべき内容を類推し、すばやく書き進めたい。

【大設問】論説文

  • 時間配分:

【問一】 内容理解。選択式。「あと出しじゃんけん」の意味を考える。傍線①直前の表現が役に立つ。<時間配分目安2分>
【問二】 内容理解。記述式。字数指定なし。「不況の今」という表現。「夢をもっていた時代」という表現。以上の表現を比較して考えると解きやすい。<時間配分目安4分>
【問三】 内容理解。記述式。字数指定なし。傍線③より前に、解答の手がかりを見出すことができる。その部分を参考にして、記述する。<時間配分目安3分>
【問四】 要旨関連。選択式。文章の後方の内容をふまえて考えるといい。それぞれの選択肢の内容も、十分に分析したい。<時間配分目安3分>

【大設問二】物語文

  • 時間配分:

【問一】 場面理解。記述式。字数指定なし。場面の状況をイメージして書く。<時間配分目安2分>
【問二】 心情理解。記述式。字数指定なし。兄の意図と耳丸の気持ちをおさえる。耳丸は安心しているのである。<時間配分目安2分>
【問三】 状況理解。選択式。「耳丸」に着目して考えたい。<時間配分目安1分>
【問四】 主題関連。記述式。字数指定なし。文章全体の展開を意識して、記述内容をまとめる。<時間配分目安4分>
【問五】 漢字の書き取り。短答式。すべて基礎的な漢字の問題である。まちがいなくすべての問題で正解を取りたい。<時間配分目安2分>

【大設問三】詩

  • 時間配分:

【問一】(1) 内容理解。記述式。字数指定なし。類推系の記述になる。「袖のあたりが/なんともさびしい」という表現から状況を考えることができる。<時間配分目安3分>
【問一】(2) 心情理解。記述式。字数指定なし。上着とは本来どのようなものなのかという点から類推して、書くべき内容を見出す。<時間配分目安3分>
【問二】 心情理解。記述式。字数指定なし。12行目の「しこり」がポイントである。この部分が上着の気持ちを表していることに着目する。<時間配分目安2分>
【問三】 状況理解。記述式。字数指定なし。16行目、17行目の表現に着目すると、記述しやすくなる。<時間配分目安2分>

攻略のポイント

・合格のためには、7割以上の得点がほしい。漢字・語句も含めて、7割以上の得点を意識したい。

・文章の読解に、10~15分ほど。解く時間に25~30分ほどが目安である。

・記述は字数指定がない。解答欄の大きさを見て、書くべき量を考える必要がある。
※公表されている塾などの模範解答の中には、解答欄に入りきらない字数のものがある。模範解答を参考にする際には、注意したい。

・難度の高い類推系の記述問題が目立つ。なかなか手ごわい。記述問題には部分点がつく。「完成した解答」が書けなくても、わかる部分だけでも上手に記してほしい。

・漢字問題で得点すること。基本的なものが中心。ていねいに書けば、得点できるはず。

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