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横浜共立学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2017年度「横浜共立学園中学校の理科」
攻略のための学習方法

[科学法則の理解]

科学法則は、暗記するのではなく、きちんと理解しよう。暗記と理解は、似て非なるものだ。教科書に書いてある公式を暗記したら、そこからどのような物事にその科学法則が活用できるのか、理解を深めておきたい。

例えば、【大問3】の(問4)は自信を持って解答できただろうか。物質の燃焼について、燃えるものが時間とともに燃えないものへと変化することが知られていた。設問文では、物が燃える原因は、フロギストンにあるとされた。現在ではフロギストンは修正され、物が燃える原因は酸素にあるとされている。

科学法則がどのように解釈されてきたのか、しっかりと言葉で説明できるようになっておきたい。

 

[生活環境の観察]

多くの設問の題材は、小学生の生活環境で出会いそうな物事だ。ここで問われているのは、志望者が生活環境とのやりとりの経験から理科の知識を深めているかどうかだ。

例えば、【大問2】の(1)は身近にある生物を題材にしている。正答するためには、科学的な目で生物を観察した経験が求められる。四季の変化や生物の行動を日ごろから理科の言葉で説明できるように訓練しておきたい。

現代社会は、何気ない暮らしのなかにいくつもの科学法則がそれとなく潜んでいるので、観察する機会には困らないだろう。実験授業や理科教室も、各地で開催されている。

それでも、もし実験の経験が不足していると感じたら、担当の家庭教師におすすめの理科の実験教材を紹介してもらってもいいだろう。授業を提供して終わりではなく、子どもの学習状況に合わせて学習全体を支援できる点に家庭教師の強みがある。

 

[苦手分野の克服]

苦手分野を残さないように演習の量を確保しておきたい。さらに、演習にはさまざまな教材を用いたい。ひとつの教材だけで学習し続けるのはおすすめできない。

横浜共立学園の試験において問われている内容はいずれも標準的な難易度で、小学生の理科の範囲を逸脱しているわけではない。しかし、1つの知識がさまざまな角度から問われている点に注目しよう。

例えば【大問5】は決して難問ではない。いずれも小学生の理科のカリキュラムの範囲内であるが、理科の法則の裏を突いているので厄介だ。あらためて問われてみるとはっとする。

設問の問われ方が変わっても対応できるだけの演習量が求められている。特に、テストごとに理科の得点が乱高下して不安定になってしまっている志望者は気をつけたい。

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2017年度「横浜共立学園中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

試験時間は40分で、得点は100点満点だ。大問数は5問で、分野ごとに整理して出題される。設問は、短答式と記述式を、中心に構成されている。記述は長めのものがあるので、しっかりと書く練習を積んでおきたい。

【大問1】地学(地層)

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

分野:地学                                                                                                                                単元:天気、地層

内容:地学分野から、地層がどのような仕組みで生まれるのか、理解が試されている。

形式:一問一答形式に加えて、記述形式も用意されている。

(1)基本的な用語を解答させるものだが、設問分の流れをきちんと踏まえていなければならない。一問一答をやや変形させた形式だ。
(3)正誤問題で、確かな知識が要求される。(イ)を選べなかった受験者は、注意力が足りていない。

<時間配分目安:8分>

【大問2】生物(動植物の発生)

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

分野:生物                                             単元:動植物の発生、成長、環境

内容:小学生の身近な生物を題材にして、理科の生物分野の知識を確認しようとしている。

形式:一問一答形式に加えて、記述形式も用意されている。また、絵を描く設問もある。
(1)身近な生物を、きちんと観察できているかが問われている。積極的に野外にでかけ、生物と触れあい、四季の変化を感じておこう。

<時間配分目安:7分>

【大問3】化学(ものの燃え方)

  • 難度:やや難
  • 時間配分:11分

分野:化学                                             単元:ものの燃え方

内容:物質の燃焼が、どのような歴史を経て、人間たちに理解されてきたのかが題材になっている。

形式:一問一答形式に加えて、記述形式も用意されている。
(2)先人たちの誤りを指摘させ、科学が仮設の修正によって進歩してきたことを、理解させる設問だ。過去の科学の誤った仮説でも、学習しておく価値はあるだろう。

<時間配分目安:11分>

【大問4】物理(電磁力)

  • 難度:
  • 時間配分:10分

分野:物理                                             単元:電気・電気回路・磁力

内容:電気・電気回路・磁力の単元を、融合している。

形式:仕組みの理解を問うており、計算力はあまり求められていない。
(問2-1)右ねじの法則を利用した設問だ。

<時間配分目安:10分>

【大問5】小問集合

  • 難度:
  • 時間配分:4分

分野:小問集合

内容:理科の知識を、文章の形で問うている。細かな言い回しに注意したい。

形式:一問一答形式だ。試験がはじまったら、まずこの大問から埋めてしまおう。
(8)中学受験ではおなじみの、星座早見が登場している。実験器具の扱いについて、知識を整理しておこう。

<時間配分目安:4分>

攻略ポイント

いずれの設問も、受験者の思考力を試そうとしている。これは、単純な暗記ができる記憶力とは、異なる能力だ。

一問一答形式の試験で、得点が良くとも、本校の過去問を解き始めたら、急に得点が下がってしまう受験者がいる。その場合は、学習方法が、暗記中心になっていないかを、点検しよう。

本校への王道の学習方法として、科学法則を丸暗記するだけではなく、日常生活のどの場面で、どのように活用されているのか、小学生なりに思考する経験を積んでおきたい。

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