女子学院中学校

中学受験専門プロ家庭教師が語る

女子学院中学校の傾向と対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

女子学院中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
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女子学院中受験の攻略ポイント

女子御三家。どの科目も、「速読即解」が基本であり、圧倒的スピードでの「処理能力」が求められる。当然、速さだけではなく精度も要求されるため、全分野について一定以上のレベルに達することが大前提。

算数 さまざまなジャンルの問題に迅速かつ正確に反応でき、合理的に解を導く「処理能力」が必要。
国語 多彩な「解答形式」や「出題内容」から、本文の内容をどれだけ正確に読み取ることができるか問われる。
社会 限られた時間の中で、難易度を即座に判断し「取れる問題を確実に押さえる」ための、幅広い知識が求められる。
理科 標準的な問題が多いが、試験時間と設問数から、解答する速度と精度の両方が求められる。

算数の攻略ポイント *

  • 試験時間:40分
  • 満点:100点

「速読即解」の代表校であり、40分という限られた時間の中でさまざまな出題がなされ、オールラウンドな力が試される。
「図形(ほぼ全ジャンル)」…図形の出題は必ず複数見られ、難易度はさまざまで、本年度も基本から最後の大問までバラエティに富んでいた。
「速さの問題」…旅人算が中心で、グラフを絡めてくることもしばしば。本年度は通過算が大問として出された。類似問題をやっていなければ苦戦したかも。また、時計算も出され本年度の中心分野となった。
「文章題」…大問の和差算・売買損益(つるかめ算)がそれにあたる。本年度のものは解きやすかったが油断はならない。

2017年度
分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】計算問題・小問集 標準 12分
【大問2】通過算 やや難 6分
【大問3】和差算 3分
【大問4】時計算 標準 6分
【大問5】売買損益の問題(つるかめ算) 標準 6分
【大問6】水槽グラフ やや難 7分

国語の攻略ポイント *

  • 試験時間:40分
  • 満点:100点

「揺れ動いていたJGの国語」が一昨年、昨年度と続けて大問3題とさすがに安定したかに思っていたが、2017年度は再び揺れて、「随筆」と「論説文」の大問2題になった(独立していた「漢字の書き取り」は「小問」扱いに)。

出題形式には今後も注意を要する。
総文字数も昨年度より増加して約6000字。昨年度は一気に減った「解答数」も再度増えて45。「解答形式」は、「選択肢」「抜き出し」「事項記述」、「説明記述」(本年度は7問)など。

「揺れ」に悩まされる「JGの国語」だが、「総合的知識問題」を含めた「出題内容」の難易度の高さは不変だ。「女子御三家」の一校にふさわしい「洗練された総合的国語力」が問われることや、圧倒的なスピードでの「処理能力」が求められていることは言わずもがな。
志望者には何にも動揺することなく、しかと本校を見据えた確実な準備をしておいてもらいたい。

100点満点。試験時間は40分。

2017年度
分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問一】「随筆の読解」(「説明記述」「総合的知識問題」あり) 標準 21分
【大問二】「論説文の読解」(「説明記述」「総合的知識問題」あり) 標準 19分

社会の攻略ポイント *

  • 試験時間:40分
  • 満点:100点

「地理」「歴史」「公民」「時事」、全ての単元から出題される。

大問は3~5題(2017年度は昨年度同様4題)。全解答数は50~60弱程度(本年度は昨年度より一気に減って46。一昨年度と比較すると何と40以上も減少している。この傾向が続くのか? 注視したい)。

単元別配点比率としては、昨年度の3単元ともほぼ同じ(「時事」は4%だった)とは様変わりして、本年度は、「歴史」(40%弱)、「公民」(30%ほど)、「地理」(20%強)、「時事」(10%ほど)の順。

解答形式は、「事項記述」(一部「漢字指定」)、「選択肢」(「不適切」「複数完全解答」「整序」あり)、「説明記述」(本年度は「20~30字ほど」の8問)など。

設問内容としては、「地図」「地形図」「統計資料」「年表」「図版」などの読み取りは定番だ。時間と解答数を考えると、他校には見られない圧倒的な「スピード」と「処理能力の高さ」が求められる。「即断即決」が雌雄を決することになる。

100点満点。試験時間は40分。

2017年度
分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問Ⅰ】「地理」「歴史」(1問のみ「時事」) やや難 11分
【大問Ⅱ】「歴史」「公民」 やや難 11分
【大問Ⅲ】「歴史」「地理」(1問のみ「公民」) 10分
【大問Ⅳ】「公民」「時事」(1問のみ「歴史」) 8分

理科の攻略ポイント *

  • 試験時間:40分
  • 満点:100点

地学、生物、化学、物理の各分野を中心とする大問が1つずつ、全4問出題されている。

本年度の物理では物体の運動について馴染み深い題材が扱われていたが、地学では「太陽系の惑星」、生物では「植生・生態系」、化学では「状態変化・化学変化と熱との関係」を主題として小問が作られており、テーマの選択に意外性が感じられた。

また、いずれの分野でも主題に関連付けられた幅広い範囲からの出題が見られ、世界自然遺産の場所を問う社会科のような問題もあった。設問対象の選び方に多少の戸惑いを覚えるかもしれないが、ほとんどは参考書に載せられている事柄を問うものである。

出題頻度を過度に重視した学習に走ることなく、満遍なく細かい所まで知識の習得に努めていれば、知識面では十分に太刀打ちできる。むしろ難しいのは知識の応用である。
各分野とも、基礎学習を早めに終えて応用〜発展レベルの演習を数多く積んでおく必要がある。

2017年度
分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】 太陽系の惑星 やや難 8分
【大問2】植生・生態系 標準 9分
【大問3】化学変化・状態変化と熱との関係 やや難 12分
【大問4】物体の運動 11分

女子学院中学校合格者の声

短い期間でしたが、算数の全単元と理科の苦手な単元をご指導いただくことができ、安心して受験当日を迎えることができました。また、子供だけでなく、親の不安なことも聞いて下さり、大変心強かったです。

Hさんの保護者様

入試に間に合えば大丈夫ですよ、といつも言って下さいました。とてもおだやかな先生でしたので、こちらの焦りも少し楽になりました。細かい所まで指導して下さいました。

H.Kさんの保護者様

学校概要

学校 女子学院中学校
偏差値 2017予測偏差値69(四谷大塚80%)・60(サピックス80%)
併願校 1月入試では渋谷教育学園幕張中浦和明の星中栄東中東邦大付属東邦中市川中、2月は豊島岡女子中白百合学園中鷗友学園女子中渋谷教育学園渋谷中洗足学園中・筑波大学附属中が多く見られる。
*入試日程の変更にご注意ください
合格者 合格最低点は非公表だが、難易度や受験生のレベルから判断すると、75%はクリアしたい。出身塾別で見ると、サピックスが多く、早稲田アカデミー・四谷大塚・日能研が続いている。リーダーズブレインの生徒も同様の塾生が多い。
進学実績 東大・筑波大・一橋大を始めとした国立大に40%、早稲田大・慶應義塾大・上智大に170%、MARCHに90%が合格している。また、毎年卒業生の3割弱が上記大学の進学を目指して大学進学浪人を選択している。
その他 高校での募集を行わない完全中高一貫校。女子御三家のひとつ。制服や細かい校則はなく自由な校風。
基本情報 所在地 〒102-0082 東京都千代田区一番町22-10
最寄駅 有楽町線「麹町」徒歩3分・半蔵門線「半蔵門」徒歩6分・JR/都営新宿線「市ヶ谷」徒歩8分
連絡先 ℡:03-3263-1711
沿革 明治3年創設。
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