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慶應義塾高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2019年度「慶應義塾高等学校の国語」
攻略のための学習方法

出題されているような論理的な文章を短時間内に理解する読解力を身につけるためには、日頃から物事を自分の頭で考える習慣が不可欠である。自分の頭で考えるということは、ある事象に対する判断の基準を「その場で思いついたひらめき」や「自分の好き嫌い」に求めるのではなく、自分が導く結論に対して「説得力ある論理展開」を行っているかどうかの要素が不可欠である。
それでは「説得力」とは何か。一言でいうならば、誰が聞いても「納得できる」ということである。ある主張に対して自分の結論は、「賛成」でも「反対」で構わない。大事なことは結論がどうであれ、その結論に至る「論理プロセス」の成熟度である。このようなスキルは、試験の2週間前位に一夜漬け的に知識を詰め込んでも、合格点には届かないだろう。まずは自分の頭で考える。そして、次の段階では「頭で考えたこと」を「自分の言葉で書き出す」訓練である。人間は、頭で考えたことが100だとすると、それが発言すると10になり、文章で表現するとわずか1になってしまうと言われている。それだけ、自分の考えを言葉として文章表現することの難しさを端的に表しているのだろう。各出版社が発行している新書を読むのも論理的文章に親しむには効果的である。大きく分類すれば、自然科学系、社会科学系と分れるが、どの分野の新書を読むかは、基本的には「自分の好み」に基づいて選択すればいいだろう。ただ、文字だけを表面上で読むのではなく、じっくり筆者の論理展開を辿っていく姿勢が大事である。余裕があれば、要旨を紙に書き出してみるということも効果的である。そのように、自分の考えをまとめあげる作業を行えば、必ず自身の論理的思考力を着実に高めてゆくことが可能となるだろう。
慶應義塾高校入試問題では、かなりの割合で知識問題が出題される。漢字の書き取り・読み、国文法(動詞の活用形、助詞)、文学史などである。現古融合問題の場合は、古文に対する現代評論文が出題される。古典文法の知識は欠かせないのは言うまでもないが、その古典作品に関する現代評論を読み解く力は現代文の読解力である。特に、現代文、現古融合の問題で扱っている話題が、言語論や芸術論の場合には性質上書かれている内容が抽象的にならざるを得ない。そのような抽象的文章を読み慣れていないと、試験当日に初見でそのような文章を読み解くことは不可能であろう。ただし、そのような文章でも攻略するための手掛かりは必ずあるものである。例えば「キーワード」。何度も繰り返されている単語や表現があるかどうか。そのような単語があればチェックを入れ、本文全体の流れの中でその「キーワード」がどのような役割を担って使用されているかを考察すれば、論理の組み立てを正確に把握することができる。
また「接続詞」も大事である。接続詞を丁寧に辿ることにより、段落ごとの筆者の主張の流れの概略を理解することができる。いずれにしても、論理性の高い文章の内容把握を正確に行うために、日頃から「自分の頭で考える」ことを念頭に置き、考えたことを「文章にまとめてみる」という学習習慣を身につけて欲しい。そのような作業を通じて、自分の理解力と表現力のレベルが認識できるものである。

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2019年度「慶應義塾高等学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

【大問1】は、日本語に関する論説文の読解問題<25分>。表現、漢字書取り、品詞、文学史、要旨記述問題。
【大問2】は、小説の読解問題<29分>。内容把握、心情理解、漢字の読み、記述問題。
【大問3】は、慣用句に関する問題<6分>。紛らわしい慣用表現に関する問題。適切な使用方法を選択させる問題である。

【大問1】言語学的分野の中の日本語に関する論説文の読解問題

  • 時間配分:25分

出典は、中村明著『日本の一文 30選』。

問1は、文章内容把握に関する記述問題である<3分>。設問の傍線には「主語」が不在であるが、「主語」は文脈から明白である。

問2は、内容把握に関する記述問題である<3分>。指示語の内容を問う問題である。直前の文章をしっかり理解すること。

問3は、内容把握に関する問題である<2分>。うなずいたのが「踊子」であることがわかる段落を選択する。

問4は、内容把握に関する文章抽出問題である<3分>。2通りの読み方のある漢字に関して、それをどのように「読む」かは読者に委ねるのである。

問5は、内容把握問題である<2分>。「全貌を俯瞰」は「全体を上から眺め把握」することである。

問6は、文学史に関する問題である<1分>。『雪国』や『伊豆の踊子』の作者である。これは常識問題である。

問7は、文章内容に関する問題である<1分>。慎みや遠慮をどの様に表現するのか。

問8は、内容を漢字に置き換える問題<2分>。文脈から場面は「車中」であり、「車中」とは具体的には何か。 

問9は、内容把握に関する問題である<2分>。語句などに関する問題であり、確実な知識が必要である。

問10は、文章内容に関する問題である<1分>。助詞(ひらがな)を解答させる問題である。基本的な文法知識が必要である。

問11は、接続詞に関する問題である<2分>。基本的な接続詞に関する問題である。

問12は、古典知識に関する問題である<1分>。「上州」とは今の何県か。

問13は、漢字の書き取りに関する問題である<2分>。標準的な漢字である。完答を目指したい。

【大問2】小説の読解問題

  • 時間配分:29分

出典は、『小僧の神様』(志賀直哉著)。

問1は、文章内容把握問題である<2分>。Kさんと妻との心理状態を考えること。

問2は、文章内容把握問題である<2分>。妻の発言をしっかり把握し分析すること。

問3は、文章内容把握問題である<2分>。文脈の流れを正確に把握し判断すること。

問4は、文章内容把握問題である<2分>。雪の中を山を登り始めたKさんの心情を理解する。

問5は、文章内容把握問題である<3分>。雪中で眠ってしまったらどのようになってしまうか。

問6は、文章内容把握問題である<4分>。Kさんは雪中の中でとても不思議な体験をしたのである。

問7は、文章内容把握問題である<3分>。人物は、Uさん、人夫3人であり、都合4人。

問8は、文章内容把握問題である<4分>。妻は、Kさんを救ったのは何が原因だったかを考えると、妻が「何に」感動し「涙」ぐんだかが理解できるだろう。

問9は、慣用句に関する問題である<2分>。「よく確かめること」を「念を押す」と表現する。

問10は、文学史に関する問題である<2分>。志賀直哉の作品を問う問題である。

問11は、漢字の読みに関する問題である<3分>。全問標準的問題である。完答したい。

【大問3】慣用表現に関する問題

  • 時間配分:6分

全問、本来の表現・用法に関し適当なものを選択させる問題である。「気が置けない」、「役不足」などの正確な意味を押さえておくこと。

攻略のポイント

出題されている文章を正確かつ迅速に「読み込む力」がないと、正解にたどり着くことが難しいであろう。さらに、試験時間と問題数と内容密度の濃さを考えると、見直す時間的余裕はないものと思ってもらいたい。したがって、合格するためには極めて高い読解力と解答力(特に、記述・論述能力)が必要となる。
50字前後と30字以内の記述問題が4題出題されている。30~50字という字数で自分の考えをまとめるという作業は、高度な文章要約力が求められる。そのためには、論理的な文章の文脈を常に自分の頭で追いながら、論点は何か、筆者の主張の展開はどうなっているのか、ということを最高度に意識することである。そして、自分の頭で考えたことを次の段階で、文章に表現してみることである。

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