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芝中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2023年度「芝中学校の国語」
攻略のための学習方法

出題傾向と特色

ここ数年は漢字・語句の問題が2題、読解問題が2題という構成が定型となっている。素材文は文学的文章と説明的文章が1題ずつ、文量は計7000~8000字ほど。

文学的文章は、受験生と世代の近い登場人物が悩みや葛藤を乗り越えて成長していく話が多い。

説明的文章は科学・自然・哲学など、扱われる題材が幅広い。年齢的にあまり馴染みの無い分野だと、内容も難しく感じられる。説明的文章については、やや難しい文章にも触れて見慣れておきたい。

 

読解問題・記述問題

2015年度より、読解問題の設問はすべて記述式となった。昨年・今年とも設問数は大問二つにそれぞれ四題ずつ、計八題。記述問題で求められる総字数は2023年度では410字で、15~100字で書く形になっている。

記述問題に特化した形式に気後れしてしまう人もいるかもしれない。直近の5年間では合格者平均点が5~6割ほどと以前よりは難しくなっているが、記述問題で6割の部分点を得られればよいのだという考え方もできる

「自分で考えて書きなさい」・「自分の意見を答えなさい」といった論述タイプの記述ではない。特に説明的文章の問題では、本文から適切な部分を抽出し、まとめることで解答をつくることができる場合が多い。文学的文章も年齢や舞台の設定が受験生にも馴染みやすいものが多いので、登場人物の心情も理解しやすい。読解力が適切についていればそれほど難しくは感じないはずである。

まずは説明的文章・文学的文章の読解の技術をしっかり身に着けよう。

説明的文章なら形式段落と意味段落の整理、各段落の要点と細部の見分け、全体の要約と要旨など。文学的文章なら登場人物の整理、時間・場所・人物の入退場による場面分け、人物の言動や情景などから心情の読み取り、物語のテーマなど。

基本的な読解力をつけた上で、記述に慣れておく。説明的文章では要点をそのまま記述に使える場合が多いだろう。文学的文章では人物の気持ちや行動の理由が訊かれることが多い。それぞれの文章を多く読んで、一定の字数でまとめる練習を積んでおこう。

最初から最後まで記述が続く試験なので、書く事への抵抗感があるようだと辛い。完璧な解答を目指さなくて良いので、部分点は取れるようにまずは一定の字数を書き込めるよう、過去問を多くこなしてまとめ方のコツをつかみたい。

 

漢字・語句

漢字も毎年10問ほど出題されている。読みを明らかにせず文脈から当てはまる漢字を考えさせるような問題もある。難しい問題も見られるが、普段からの語彙を増やす努力がモノを言う分野でもあるので、漢字テキストと同様、読書などからも漢字を吸収するよう心がけてほしい。

 

 

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2023年度「芝中学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

漢字+言葉の知識の問題が10問、読解問題の記述が8問という記述問題に特化した構成である。漢字・言語事項は4~5分で済ませて、残りは読解と記述に充てることになる。

素材文の字数は計8200字ほど。重要箇所を傍線・印などでマークしながら読み終え、ひととおりすべての記述の必要字数を満たして最後まで書けるスピードが欲しい。完璧な解答を目指して時間が足りなくなる事態は避けたい。

【大問一・二】漢字・慣用句

  • 難度:標準
  • 時間配分:【大問一】【大問二】合わせて4分
  • ★必答問題

【大問一】漢字の書き取り

 調(子)

② 包(容力)

 故(意)

 (親)孝(行)

⑤ 複(写)

 

【大問二】漢字・慣用句

 勇み足――熱心のあまりやり過ぎたり失敗したりすること。

 独りよがり――他人のことを考慮せず、自分の意志や都合だけを押し通すこと。

 売り言葉に買い言葉――相手の乱暴な言葉に対して、同じような調子で返すこと。

 敗(れた)

⑤ 告(げる)

【大問三】論説文の読解

  • 難度:やや難
  • 時間配分:20分

「社会に出る」という場合の「社会」の意味を考察し、それぞれの「社会」で生きている他者のことも考えられる人であろうと呼びかけている。

 

問一 生徒たちは「先生こそ社会に出たことない」と思っている。そんな先生が「社会は厳しい」などと説教してくるのはおかしいと考えているのである。

問二 大人たちは学校を卒業してひとり立ちし働いて収入を得ることを「社会に出る」と定義しているようであるが、「多様な人々が直接的・間接的にかかわり合いながら生きている場」という意味では子どもの環境だって同じであり、「大人と同様のシビアな人間関係」にさらされながら子どもなりの「社会」で生きているのである。

問三 健常者の方がさまざまなものに「依存できる」のだが、「依存先を増やして、一つひとつへの依存度を浅くすること」で「何にも依存していないかのように錯覚」できる。この錯覚した状態が「〝自立〟といわれる状態」なのである。

問四 人は自分が属する場所に慣れてしまい、そこで順応した方法や慣習を「社会」だと思いがちである。しかし本来「社会」とは「多様な人々が直接的・間接的にかかわり合いながら生きる場」である。そうした「多様な場所・多様な側面にかかわるようになること」が「社会に出る」ということなのであり、特定の偏った「社会」で生きる人たちの「厳しさ」を想像しようとすることが真の「社会人」の「姿勢」ではないか、と筆者は考えているのである。

【大問四】小説の読解

  • 難度:標準
  • 時間配分:26分
  • ★必答問題

電車で凍死した浮浪者が死の直前に出会った懐かしい人たち。その幸せな光景は果たして真実だったのか夢だったのか…。

 

問一 少しあとで、「――あの子は、元気?」と主人公がためらいがちに女性に訊ねている。「あの子」とは主人公と女性の間にできた子どもで、その後二人は別れてしまった。その子の成長を聞きたい・話したいとどこかで思いながら長い年月が経ってしまったのである。

問二 過去のある出来事が起因している。つまらない理由で友人に仕事を押しつけた結果、偶然ではあったが友人は事故で大火傷を負い、職も失ってしまった。自分のせいで大きな不運に見舞われた友人が「運が良かった」というのを聞いて、なおさら罪悪感がよみがえってしまったのだと思われる。

問三 かつてつらい思いをさせてしまった人たちが今は幸せに暮らしていると知って、主人公はにっこり笑って死んでいた。心に沈んでいた後悔の念が払われたのである。

問四 当初はアルコール中毒の浮浪者のみじめな最期だと思っていたが、主人公の穏やかで幸せそうな死に顔を見て、自分ははたしてこんな幸せそうな顔で死を迎えられるのだろうかと思い、主人公の死は心を満たされた穏やかなものだったのではないかと考えるようになった。

攻略のポイント

記述問題には必ず手をつけて規定の字数(9割)を埋めて、部分点を得る。無理に綺麗な答案を書こうとしなくて良い。適切な読解力があれば、合格点に到達できるように作られている。思った答えをテキパキ書き進めよう。

とは言え、100字もの記述をまとめるのには経験が必要なので、過去問や類似問題で十分に練習しておくこと

合格者平均点と受験者平均点の差が小さい、差がつきにくい試験なので、2割の配点がある漢字もミスしたくない。丁寧に学習しておこう。

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